Yum@って東工大合格したとき、どんな数学の参考書使っていたの??
今回は、僕が実際に東工大に現役合格したときの数学の参考書ルートを公開しようと思うよ!!
よろしくね!
こんにちは、東京工業大学機械系3年のYum@です。
詳しい自己紹介はこちらです。
僕は受験期の冠模試はすべてE判定でしたが、2022年の入試で現役逆転合格しました。
気になりませんか??、東工大に逆転現役合格した参考書ルート。
良き参考書とその使い方を知り、学んでいけば、まだ間に合います!!
合格している自分を想像しながら、読み進めて見てください!!
-この記事の内容-
・実際に東工大に合格した数学の参考書ルートとその使い方
・数学の勉強方針
・高校数学の考え方
実際の数学の勉強方針
ここでは、参考書ルートの紹介に入る前に、僕がどんな環境やスタイルで数学を勉強していたのかを紹介します。
また、第一志望に合格する高校数学の考え方も簡潔に説明していきます。
僕の数学の環境
僕は高校一年の夏から、数学の個別指導の塾に入ります。
高2までは週1回、高3からは週3回、数学の授業や演習をしていました。
特に高3からは、大手の予備校と同じく、独自の教科書をベースにした授業をしていたので、その教材をベースに僕は数学を学んでいきました。
時間でいうと数学の勉強総時間の5分の2くらいをその塾での勉強が占めていました。
僕は東工大が第一志望だったので、数学を英語、物理、化学の2.5倍ほどやっていました。
その他の時間で、今から紹介する参考書をやっていました。
ここからはこの話を踏まえてみていただけると幸いです。
守ったほうがいいこと
まず大切なことは、同じ系統の参考書を一つに絞ることです。
例えば、「標準問題精講」「一対一対応の演習」「青チャート」などはどれも同じレベルの参考書であるため、どちらか1つを完璧にすることに注力しましょう。
特に、入試の基礎をつくるこれらの参考書を中途半端にやると、受験後期にぼろが出て気づいたころに詰みます。
そして、復習をすることに時間を割くことは最重要事項の一つです。
「一度やった系統の問題は何が何でも正解する。」
これができれば、どこの大学でも受かります。
高校数学を無双する数学の考え方を詳しく知りたい人はこちらをご覧ください↓↓↓
高3の夏休みまでに使っていた参考書(基礎、標準)
ここからは、数学の参考書ルートを徹底解説していきます!!
まずは、基礎期です。
正直、受験で最も大切なのは基礎力ですので、着実に基礎を固めていきましょう!!
受験勉強は早ければ早いほどいいですが、僕は基礎を固めるのに8月いっぱいくらいまではかかりました。
後に紹介する一対一対応は直前期(1月くらいまで)は復習していましたよ笑笑
復習は大事!!!
4ステップ
高校二年生までは、学校で配布される4ステップを使っていました。
4ステップはA問題、B問題、C問題、総合問題で問題が分かれていています。
A問題は教科書の練習問題レベルですが、総合問題は入試の応用問題も一部含まれているのでかなりのレベルの範囲を網羅できます!!
しかし、問題が大門で一冊当たり600問程度あるので、それを3冊(数学ⅠA、数学ⅡB、数学Ⅲ)やると思うとかなりつらいと思います(泣)
しかし、難関校を目指す人なら、こんな参考書でそんなことは言ってられません。
特に習ったばかりの人の基礎定着にはもってこいなので、バリバリやっていくことがおすすめです。
僕は、結構脳筋な使い方をしていました。
まずごりッと学校の試験範囲を一周して、わからなかった問題と間違えた問題を確認していきます。(2周目)
最後にB問題以上の解法がパッと思いつかない問題をやっていき(3周目)、完璧にするという感じです。
これで3周としてやっていました。
※自分は数Ⅲの4ステップはちらほら問題を解いたのちすぐ辞めました。
その理由は、学校が4ステップのほかにクリアーの数Ⅲの問題集とメジアンの数学ⅠAⅡBの問題集を使い始めたからです。
「同じレベルの問題集。流石に問題量多すぎやろ~。あたまわるぅ~。」と思って、即やめました。
このころは後に紹介する一対一対応の演習を気に入っていたため、そっちに集中していきました。
正直4ステップは問題量が多いから、受験生にはお勧めできないね。(入試向けではないから)
でも基礎力はしっかりつけられる問題集だから、高一、高二の人にはおすすめだよ!!
一対一対応の演習
一対一対応の演習:概要
僕は高校二年から、受験勉強のために、数研出版の「一対一対応の演習」を使っていました。
この一対一対応のいいところは以下の通りです。
・問題数がちょうどいい
・例題と問題が一対一対応している
・定石が体系化されている
・コラムで理解を深められる
・学校で学べない解法が学べる
一対一対応の悪いところは僕は感じたことがありません。
一つあるとしたら、Ⅰ、A、Ⅱ、B、Ⅲがすべてバラバラで本が分かれておりサイズもB5ほどであるため、少しかさばるとこくらいですね。
問題数は全分野(数学ⅠA、数学ⅡB、数学Ⅲ)で700題程度と周回するにはちょうどいい量です。
4ステップは2000題近くチャート式は3000題を超えてくるので、予備校で勉強していたり時間のない人には正直無理ゲーです。
※ちなみに、標準問題精講も700問程度です。
一対一対応の良いところは何と言っても「無駄がない」ところです。
どの問題も解き方の異なった解法で解く問題設定となっており、「○○の時は○○を使う」というような定石が完全網羅できます。
また学校では用語として習うことのないであろう、「逆像法」「順像法」「定数分離」などを用いて体系的に理解できます。
この本使っての一番良かったところは自分ができる解法の種類がものすごく増えたことですね!!
当然、成績も上がって、気分が良くなります!
僕は受験期の時、例題は周回できましたが、演習問題はすべてを解くことが時間的に無理でした。
時間がない人は、苦手な分野の演習問題を周回することがおすすめです。
正直演習問題は結構難しいです。(入試標準レベル以上)
また、コラムは「数学の理解をかなり深められる」かつ「面白い」ので、読んだ方がいいですよ。
とりあえず、買って損はない参考書であることは確かです!!
一対一対応の演習:僕がやっていた使い方
・まずは例題だけを一周する
・苦手だと思う単元から進めていく
・一周目でコラムも読む
・一周できたら、考えて解法がわからない例題や間違えた例題だけを一周する
・例題が完璧になったら、演習問題も進めていく
正直、この参考書は例題が命です。
例題で定石や論理的な解法をインプットしていきます。
定石を網羅できれば、自ずと応用問題を解く能力はついたことになりますよ!
応用問題は標準問題の組み合わせだからね笑
数学の計算革命
僕は、受験期初期、計算ミスが連発して模試の点数もかなり悪くなりました。
計算ミスを連発してしまう人って結構普通だと思うんですよね。
でも、もったいない!
そして、もったいないでは済まされない!
僕は、難関校の数学に必要な能力について「計算力が半分を占める」と思っています。
工夫して計算することができれば、大幅に時間を短縮でき、正確性も上がります。
計算ミスを直したいと思っていた僕は、運よく超良書に出会いました。
それは「数学の計算革命」という参考書です。
この参考書に出会ってから、格段に計算ミスが減りまさに、計算革命が起こりました。
僕はこの本を数学の参考書の中で一番おすすめしたいです。
そんな、「計算ミスの処方箋」である数学の計算革命を詳しくレビューした記事はこちらです↓↓
高校3年の夏休み明けから使っていた参考書(発展)
続いては、受験後期です。
夏休みが明け、受験期も後半に差し掛かり、僕は9月の後半から過去問と上級問題精講を解き始めました。
僕の周りの難関大志望の人は夏休みから過去問を始めていて、「これは遅れたスタートを切ることになるな~。大丈夫かなぁ~。」と思っていましたが、この時期でちょうどよかったです。
むしろ、基礎が固まっていないのに過去問をやるのは、無謀すぎて勉強の意味がなくなってしまうので、慎重にいきましょう。
※第一志望の問題の難しさと傾向を把握するのは高3春までにやっておいた方がいいです。
冠模試や過去問を1回分はやっておくようにしましょう。
では、後半の参考書ルートです。
上級問題精講
上級問題精講:概要
過去問を解く時期と同時期に、僕が選んだ参考書は旺文社の「上級問題精講」です。
正直「一対一対応」と比べるとレベルが離れていると感じるかもしれませんが、本質的には「一対一対応」で培った定石をパズルのように積み重ねていくだけです。
この問題集は最高難易度問題集で、ほとんどが「旧帝大+一工の標準レベルから難問まで」を扱っています。
この問題集のいいところは以下の通りです。
・難問なのに解説が丁寧かつ体系的
・問題の量がちょうどいい
・難しさや大学が問題には載っていないのでより実践的
・興味深い問題が多く、解けると楽しい
上級問題精講は、一つ一つ問題が重く、余裕で30分以上かかるものばっかりです笑。
しかし、解説がものすごくわかりやすく、解説を読んでもわからないという経験が0でした。
問題の量も全分野(数学ⅠA、数学ⅡB、数学Ⅲ)で250問程度で、類題を抜くと200問程度となり、問題数は十分という印象でした。
著者も言っていますが、このレベルになると、すべての問題で解法が異なってくるため、本当の実践力が磨かれます。
「難しい問題どんと来い!!」というチャレンジャーや知に飢えている人は、是非この難しさを体感してください!!
上級問題精講:僕がやっていた使い方
・やりたい問題からやる
・まずは実践的に時間を測って解く
・20分くらい経過して手も足も出ないようなら解答を見る
・それ以外は頑張れるまで頑張る
・答えを見てしまったときは悔しがる
・復習を絶対にする(間違えた問題)
一番大切にしたいのは、考えること。
考えて、考えて、考えつくして、それでわからなかったら負けを認めて、解答を見て残念がる。
この繰り返しがあなたの数学力を最大限まで高めるシンプルでかつ、最も効果的なやり方です。
たまに、すぐ解答を見るよう勧めている人もいますが、何を考えているのかよくわかりません。
それでは、数学的思考力が養われません。
解法暗記だけをやるのは一番頭の悪い勉強の仕方だと僕は思っています。
この問題集は試験のように実践的に使うのが一番いいやり方だと思います。
やる順番は強化したい分野からやっていたよ。
ちなみに、僕はこの問題集も半分くらいしかやっていないよ。
何回も言うけど、終わらせるより復習をする方が大切だよ!!
問題集をやるときは問題番号の上に解いた時の日付を書いてたよ。
そうすることで、今後の方針が立てやすくなるよ!!
過去問・予想問題
過去問は東工大は青本、それ以外は赤本で用意していました。
過去問・予想問題の使い方はこちらの記事で解説しています↓↓
番外編
Youtube勉強
僕は受験期に毎日Youtubeで問題を解いたり、勉強に関する面白い話を聞いたりしていました。
予備ノリさんの今週の積分や河野玄斗さんの良問道場はかなりおすすめです。
Youtube勉強法については過去に出したこちらの記事をご覧ください。
夏期講習・直前講習
僕は物理だけ駿台を使っていました。
そして長期休暇の講習でその他の科目をとる感じでやっていました。
数学は夏期講習で、「数学の完全攻略」の確率編と整数編をとりました。
この二つの分野をとったのは、東工大でも頻出なので、得意な分野にしておきたかったからです。
※ちなみにこのシリーズは書籍としても出ています。↓↓
問題量が少なく、問題レベルが高いので「上級問題精講」をやる時間はないけど、難しい問題集をやりたいと思っている人におすすめの参考書です。
直前期講習では東工大プレと整数・微積の講座をとりました。
どれも試験をした後、解説をする形式で、直前期にかなりの緊張感を味わえたのでいい経験になりました。
共通テスト
一応、東工大も足切りが存在し、私立の共通テスト利用も狙っていたので、共通テストも僕は割とやりました。
僕は共通テストのような、短時間でたくさんの問題をやることが苦手で、結局あまり伸びなかったですね。
共通テストは、努力に見合うような結果は出なかったね。
人には向き不向きがあるからね…(勉強の仕方が良くなかった)
まとめ
僕の東工大合格へグッと近づけた数学の参考書
・一対一対応の演習
・数学の計算革命
・上級問題精講
この3つは使い方次第で、入試攻略において圧倒的な武器となります!!
そして何度も言いますが大切なのは、自分で決めた参考書を一冊完璧にすること。
復習を必ずすること。
応援しています!!!
今日も最高な一日にしていこう!!
See you soon!!
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