現役東工大生が語る:東工大過去問・予想問題の使い方

大学受験

こんにちは、Yum@です。

僕は現在、東京工業大学(東京科学大学)工学院機械系の大学2年生です。

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この記事を読めば、大学受験の過去問や予想問題の正しい使い方を知ることができます。

僕の受けた大学は共通テスト利用を除くと、東京理科大学工学部機械工学科(一般)、早稲田大学基幹理工学部学系Ⅱ(一般)、慶應義塾大学理工学部学問D(一般)、東京工業大学工学院(一般)の4つです。

※結果的に早稲田だけは落ちてしまいました笑

なお、出願的に共通テストはあまり必要性がなかったため今回は2次試験の過去問・予想問題の使い方に重点を当てていきます。

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過去問・予想問題のオススメの使い方

過去問のオススメの使い方

僕は9月の後半から過去問演習を始め、まずは理科大からスタートしました。

合格する受験生の中では、かなり遅いほうだと思いますが、後々振り返れば夏休みで基礎固めができてから過去問に挑んで良かったです。

僕は過去問には3つのフェーズがあると考えます。

  1. 入試の全体像・難易度を把握し、ゴールの難易度を把握するフェーズ
  2. その大学の傾向・出題の仕方を体感しながら分析するフェーズ
  3. フェーズ2で得たものを活かして合格点を取り、入試問題に慣れるフェーズ

すべてフェーズに共通するのは、実際の時間で測って、問題を解くということです。

もちろんフェーズ3になるまでは、なかなか問題を思うように解けないと思います。

解けた問題だけで採点し、点数を記録しましょう。

解けきれなかった問題は、採点が終わった後にまた自力でやっていきます。

同じ条件でやる試験結果を積み上げて、自分の成長を得点というもので可視化することによって、そのこと自体がモチベーションに繋がっていきます。

以下では各フェーズで異なる点を解説していきます。

フェーズ1:入試の全体像・難易度を把握し、ゴールの難易度を把握するフェーズ

フェーズ1は受験前期に今の自分と入試のレベルはどの程度離れているのかを確認するフェーズです。

時期としては高校2年生のころから、高校3年生の夏休み頃までです。

これは個人差があると思いますが、受験勉強をスタートするときに、どれくらい実力をつけないとだめなのか、または、受験勉強を結構やっているけど、応用はまだできないという時に、後どのくらい実力が付けばいいのかを把握します。

この時期は流石に全ての教科を解くことはきついので、一教科でもぜんぜん大丈夫です。

東工大志望なら数学の出来をバロメーターとしましょう。

Yum@
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特に高校2年生なら、数ⅠAⅡBの範囲そうな大問を一問解くだけでもいいよ!!

そのときは、記録はできないけど、最初は記録なしでも「難しいってことが分かった」ということが大きな収穫だね!

フェーズ2:その大学の傾向・出題の仕方を体感しながら分析するフェーズ

フェーズ2が一番成長するフェーズです。

時期的には高校3年生の6月から11月くらいまでです。

基礎が固まってきたら、過去問の演習をちょっとずつやっていきましょう。

こちらのフェーズでも一年分を一気にやる必要はないです。

このフェーズからは特に、問題の解答解説を理解し、大学の出題の仕方を把握して、傾向を掴み、普段の勉強にそのことを活かしましょう。

僕が入試を受けた時期の傾向(2022年)を簡単にまとめるとこんな感じです↓

数学:微積・確率・整数・ベクトル多め

英語:超長文化しているので、早く読めるようになる

物理:力学、波動・熱、電磁気の3題。条件を読み落とすと大減点につながる

化学:正誤問題はよく読む、満点が狙える

問題を解きながら、各自で分析しましょう!!

過去問の演習は東工大の場合は一年分の問題を解くのに8時間半かかり解説を読んで理解するのでそれと同じ時間かかるので、休日2日ほどなくなってしまいます。

「第一志望は10年分はやったほうがいいということ」「復習をするためにもう一度解くこと」を考えると、かなり時間を使うので過去問演習のスケジュールはしっかり考えたほうがいいです。

東工大は10月後半ごろにスタートしました。

僕の場合かなり切羽つまっていたので、理想はもっと余裕を持って8月下旬ごろから過去問演習をやり始めることをおすすめします。

Yum@
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過去問に関してはかなり遅いスタートだったけど、逆に力がついてきたときに始めたことで、過去問の勉強の効果がとても出たよ!!

フェーズ3:フェーズ2で得たものを活かして合格点を取り、入試問題に慣れるフェーズ

合格点が取れるようになったら、いよいよ合格が見えてきます。

この頃になったら、実際に全教科を連続して1年分を試験してみましょう。

そして、合格最低点をネットで調べ、それを超えていたら合格として、モチベーションをぶち上げていきましょう。

ちなみに僕は合格点が取れるようになったのは1月、2月です。

特に2月は思ったより時間があるので、E判定で絶望の人でも全然受かる可能性はありますよ!!

2次試験は記述式なので採点が難しいですが、僕は数学は塾の先生に採点をお願いしていました。

採点してくれる人がいなかったら、自分のこれまでの感覚で採点しましょう!

後で紹介する青本には、問題のポイントが書いてあるので参考になります。

Yum@
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過去問演習をやる環境は静かで、集中できる環境を選ぼう!!

また、この時期に今まで解いた過去問の問題の復習を並行してやりましょう。

問題集感覚いいので、間違えた問題からやって、穴を埋めていきましょう!!

過去問・予想問題は何を買えばいい??

過去問

僕が用意した過去問の年数は、理科大が3年分、早稲田、慶應は5~6年分、東工大は12年分を用意しました。

東工大の過去問は青本、それ以外は赤本で用意しました。

青本の特徴は以下の通りです。

・旧帝大+一工+神戸+早慶の難関大学しか扱っていない

・駿台文庫が出版していて、駿台の先生が解説を書いている

・解説が赤本より丁寧でかつ分かりやすい

・問題と解答が年ごとに交互に配置されていて、コピーしないとやりずらい

赤本の特徴は以下の通りです。

・扱っている大学の数がとても多い

・教学社が出版している

・解答と解説が別冊だからやりやすい

・コスパがいい

・受験生の体験談も扱っている

過去問をやるにおいては、青本か赤本のどちらかを仕入れることとなります。

個人的には青本があれば、断然青本がオススメです。

解説のわかりやすさが全然違います!!!

予想問題

予想問題については、僕はZ会の直前予想演習駿台の予想問題集をやっていました。(どちらも、東工大対策です)

Z会の直前予想演習というのはZ会のオリジナル予想問題を実際の時間で解いて、それをZ会に送り、添削してもらうというものです。

実際に点数として、自分の直前期の実力が見える化されるので、モチベーションの維持に繋がりました。

添削が返ってくるもの10日ほどで割りと早かったように記憶しております。

駿台の予想問題集は駿台の過去の冠模試から作られた予想問題で、過去問よりも少し難しいです。

教科ごとに8年分ほどあるので、これがあることで、直前期の「何もやることがない」という状況に陥らずに済みます。

ただ予想問題は2022年から新しく発売されていないようなので、在庫がない場合などは中古品を買うことを考えたほうが良いかもしれません。

最後に:重要なこと

やはり、過去問をどれだけしっかりやるかが、本番でどれだけ柔軟に対応できるかに関わってきます。

実際に、僕の年の問題は数学が例外すぎて、微積がとても少なかったのですが、そのほかの科目は例年の傾向と似ていました。

特に、物理の第二問は過去問に近い設定の問題があったので助かりました。(2010年の問題。この問題を前日にやっていたため、受かったと言っても過言ではない)

そしてやはり第一志望校の過去問は、10年分はやるべきだと思います。

それと、しっかり復習をすることを忘れずに。

復習が命です。

予想問題集は時間があったらやる程度でいいですよ。

Yum@
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自分が受けない学校の過去問はやらなくていいと思うよ。

まぁ暇っていうなら、東大理系の過去問をやるとかはありだと思うけど。

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Yum@
Yum@

今日も最高の1日にしていこう!!

See you soon!!

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