こんにちは、Yum@です。
僕は現在、東京工業大学(東京科学大学)工学院機械系に所属する大学2年生です。
この記事ではかなり盲点になりやすい大学入試の英語を解くための教養をつけることの重要性とその教養の学び方を知ることができます。
特に英語の苦手な人は教養をつけておくことで、点数の飛躍が期待できるのでこれを知らないと後悔しますよ!
入試英語における教養の重要性
そもそも、大学入試の英語を解く上での教養とは何なのでしょうか??
まずは「教養」の重要性について説明していきます。
英語を解くにおける教養とは
入試英語で必要な「教養」は「世界の抱えている問題」と「未来の私たちに関わる世の中の動き」などの世界の時事問題です。
歴史や生物学、心理学などのかなり専門的なことも題材として出てきますが、上記の「世界の時事問題の教養」を押さえておけば他の受験生とかなり差がつけられるはずです。
英語の入試において英文が正しく読むことができれば、この「教養」を知らなくてもそんなに支障はありません。(特に自由英作文などがない場合は)
でも難関大学の入試はそんな完璧に読める英文は少ないですよね。
この時に役に立つのが「教養」です
英語が正しく読めていなくても「教養」があれば、ある程度は文の意味を推測できたり、文章の流れを予想できたりするのです。
また特殊な単語の耐性がつけられます。
例えば、「麻薬の合法化の是非の問題」であったらmarijuana, side effect, approve, illegal などの単語が出てきます。
そして話の論点となるのは麻薬合法化のメリットとデメリットです。
メリットは医療において鎮痛作用があることや食欲増進などがあること、闇市場がなくなることなどで、デメリットは麻薬の常習性が分からずに医療に使ってしまい中毒者が増えてしまうことなどがあります。
入試でこのトピックに遭遇したときに、上記のことを考えて文を読んでいけば、かなりスムーズに読めますし、主題を掴むこともより容易になります。
2023年の入試英語のトピック(実際にどうなの??)
実際に2023年の入試で出てきた世界の時事問題のトピックを見てみましょう。
東京大学
・現代人の時間不足の要因とその影響(デジタル化の弊害など)(要約)
・30年後の移動手段(自由英作文)
・大気中の二酸化炭素削減の取り組み(リスニング)
・脱成長(環境問題)(リスニング)
京都大学
・情報氾濫時代における情報の取捨選択(長文)
一橋大学
特になし
東京工業大学
・犯罪捜査に役立つアルゴリズムの開発(長文)
これを見ると2023年だけでも、世界の時事問題に関連する問題がかなりあることがわかりますね。
世界の時事問題を押さえておけば、かなり有利に入試英語を立ち回れることがわかったと思います。
入試英語の教養の学び方
時事問題を押さえればいいことは分かったけど、一体どうやって学べばいいの??
ここからは具体的にどうやって時事英語を身につければ良いのかを解説していきます。
初級編①:『final 時事英語』で最低限を抑える
まず一番手っ取り早く、時事英語の知識をつける方法は関正生先生の『final 時事英語』をやることです。
問題集というのは基本的に大学入試の過去問を使っているため、現代の時事英語の問題があまり掲載されていません。
『final 時事英語』の英文と音声はCNNで実際に放送されたニュースリポートから抜粋されており、現代の時事問題を学ぶことができます。
本書の特徴をまとめると
・基礎編と強化編に分かれ、基礎編は80語程度10題、強化編は500語程度5題
各題、問題付き
・CNNの音声とアメリカ人ナレーターの読みあげた「ゆっくり音声」が聞ける
・どの単語を覚えるべきか、重要な表現技法などを関先生が解説
・時事問題のニュースの解説やどこが狙われるかの解説がある
収録している時事問題の内容は、プラスチック汚染、ロボットと仕事、SNS、人工知能、LGBTQ、地球外生命体、ウイルス・細菌、新型コロナ、女性のリーダー、大気汚染、Brexit、海面上昇、フェイクニュース、同性婚、中絶、医療大麻、オンライン授業、自動車の自動運転、スマホです。
2020年度版もあってそこには、難民問題、遺伝子操作、男女格差も取り上げられています。
ファイナルとありますが、1週間でパッと終わる問題集でもないので、3週間でじっくりやっていく感じがbetterだと思います。
あと、直前にこだわる必要はないです。
むしろ、早めにやったほうがいいと思いました。(1、2年で社会問題はそんな変わりません)
僕は高校2年生の時にやりました笑
とりあえず、『final 時事英語』をやっておけば「教養」としての時事問題でライバルと差をつけられること間違いなしです。
ちなみに、著者の関先生はスタディサプリの先生で僕が実際にとてもお世話になった先生です笑
初級編②:「ニュースで学ぶ現代英語」を聴く
「ニュースで学ぶ現代英語」というNHKのラジオ番組もいいですよ!
無料で聞けて、英語自体も結構易しいです。(共通テストくらいかな)
内容は実際のニュースで現代語訳もしてくれます。
ウェブサイトで解説もしていて、月曜から金曜にやっているので英語を聴く習慣化もつきやすいです。
少し日本の内容が多いですが、それでもかなり世界のニュースは学ぶことができますよ!!
初級編③:現代社会の問題について興味を持つ
大学受験を機会に世界の社会問題にもっと興味を持ってみてはどうでしょうか?
興味を持つと勉強していない空き時間にニュースを見たりするので自然と時事問題に対して強くなります。(理想系ですね笑)
CNNやBBCのサイトは無料でニュースが読めるので、その見出しの読み気になったニュースだけでも読んで見てはいかがでしょうか??
英語で読むのがいいですよ。(単語や表現が学べるから)
きっと世界のニュースと日本のニュースの様々な違いに驚くと思います。
最近の時事問題で出そうなのはやっぱり生成AIだよね。
生成AIのメリットとデメリットを抑えたほうがいいね笑
中・上級編①:CNN ENGLISH EXPRESS で敵なしにする
英語のニュースをベースにしっかりと学習をしたいなら、CNN ENGLISH EXPRESS一択です。
これは、月間の雑誌でCNNで出てきたニュースで英語をしっかり学ぶというものです。
基礎編、中級編、上級編で分かれていて受験英語なら中級編までをやっていれば大丈夫です。(レベルは英検準1級より上です)
また様々な特集が組まれているのが見どころです。(word of the yearの特集や英語の敬語特集などが興味深かったです)
僕は学校の英語が好きではなかったですが、この教材と出会って英語を勉強するのが楽しくなりました。
結局1年以上やったので、もう時事問題では負けなしになりました。
ちなみにAmazonのKindle Unlimitedに入ればCNN ENGLISH EXPRESSのバックナンバーを無料で読むことができます。
Kindle Unlimited のメリット・デメリットはこちらの記事で紹介しています↓↓
中・上級編②:6minutes English を聴く
6minutes EnglishはBBCが運営しているポッドキャストで、無料で聞けます。
レベルは中級者向け(英検2級よりは上)
時間は毎回6分間で、毎週一回更新されます。
内容は様々で社会問題が多めです。
流れとしては 問題提起→内容→答え合わせ→語句の復習という感じです。
毎週6分で習慣化しやすく、洗練された生の英語が聞け、語彙力と「教養」もつくのでかなりおすすめです。
ウェブサイトでスクリプトを確認できます。
補足:TEDは英語上級者以外やめといたほうがいい話
僕が英語学習について調べる中でかなりの人がTEDで学習するのを押していましたが、正直TED勉強は英語上級者じゃないのであればやめたほうがいいです。
まず、映像がたくさんありすぎて、何を見ればいいのかわからなくなってしまいます。
また、5分くらいの話もあれば、20分くらいの話もあり、簡単な英語で話してくれる人もいれば激ムズの英語の人もいます。
要するにやりずらいったらありゃしないです。
時間が決まっていないので、習慣化も難しいです。
あと、英語のスクリプトの探し方などを考えたり、とりあえず僕はTED学習はできませんでした。
最後に
今回は、世界の時事問題を知っておくことで英語の入試問題が解きやすくなるという話をしました。
最低限の時事英語を押さえて入試を有利に立ち回りましょう。
僕が考える受験英語の勉強法はこちらの記事でまとめてあるのでぜひ読んでみてください↓↓
今日も最高の1日にしよう!!
See you soon !!
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