こんにちは、Yum@です。
僕は現在、東京工業大学(東京科学大学)工学院機械系の大学2年生です。
今回は僕の2年生の後期の成績を公開しながら、それぞれの授業についての講評をしていこうと思います。
この記事を読めば東工大機械系の初年度(2年生)がどんなことを学ぶのかを理解できます。
2年生の前期や1年生の流れについてはこちらの記事をご覧ください。
成績公開
後期はとりあえず成績が悪いです。
原因としては、秋からYoutubeとPodcastを始めたため(Podcastは終了しました)、勉学に勤しむ時間が少なかったこと、自分の勉強に対するやる気が低かったこと、授業の難易度が上がったことがあります。
YoutubeやPodcastについては僕のプロフィールをご覧ください。
※東工大の英語やスペイン語の授業内容は過去の記事を御覧ください。
また気になる授業の内容はこちらの記事にまとめました↓
第3クウォーター
英語第七(82点)
成績公開のとき69点で来たので、びっくりしました。
点数調整をし忘れたみたいです。
こういう事があるため、点数に違和感を感じたら、メールしたほうがいいですよ!
スペイン語(82点)
機械力学(74点)
今までの東工大の授業の中で、この授業だけ明らかに雰囲気が違いました。
1つ上の学年の人がかなりいて、大教室が満員になっていたからです。
それもそのはず、この科目は必修のくせに脅威の落胆率(2割から3割と言われている)を誇ります。
得点調整がないため、テストの点と課題点がそのまま成績になるため、成績が出る前に何点なのかがわかります。(課題やテストの点数がわかるようになっているため)
配布資料が英語だったので、少しわかりずらかったですが、単語の説明があったため、意外と英語でも勉強ができるという発見になりました。
課題もかなりきつく、テストも持ち込み不可(覚えないといけない)ため、かなりの山場になるでしょう。
基礎流体力学(82点)
こちらも必修ですが、機械力学がやばいせいで、楽単に思えました。
日常の流体現象のメカニズムなどがわかるため、結構面白いかったです。
後半が難しいので、前半で余裕をぶっこいていると僕のようになります。
後半の式展開に全くついていけてないのに、講義終わってから復習しないからこうなる
機械材料力学(85点)
状態図を使った結晶組成さえ理解できれば、この科目は暗記ゲーでした。
しかし、「状態図を使った結晶組成」の最後の方の自由エネルギーを使った説明が理解できませんでした。
授業の途中で、鉄鋼の焼入れ・焼戻しの実演がありますが、ガス欠で鉄鋼のマルテンサイト変態に失敗し、本当は曲げられない硬さになるはずの鉄鋼がスポーツ系のニキにしっかり曲げられていました笑笑
最後に2000字以内のレポートがあって、「金属材料を一つ選んで、それについて述べる」というものがあり、しんどかったです。
提出は一回しかできないので、修正をしっかりしてから出しましょう。
ロボット機構学(73点)
序盤はしっかり大学に行って、受けて、内容もかなり面白かったのですが、1限だったので次第に遅刻し始め、極めつけは機械力学のテスト勉強のために切るなど、途中が結構なあなあ担ってしまいました。
サボっていた範囲が全くできなかったので、やはり学校はしっかり行きましょう。
また、履修する授業の量を戦略的に少なくすることもかなり良い手だとは思います。
全体的に結構渋い点数の雰囲気です。
第4クウォーター
英語(87点)
スペイン語(82点)
法学(民法)(81点)
ブログもやっているし、民法は将来も結構使うんじゃない??と思って取ったはいいものの、かなりきつい科目でした。
週1コマ×2回を1限でやり、出席あり、課題あり、テストありでした。
教科書やポケット六法は必須で、テストはポケット六法を用いて、「ある状況に対してどうするべきか」を論述するものでした。
全体的には得たものはかなり多いため、かなり満足しましたが、テストが結構できたと思っていたため、点数は不服です。(3回欠席したのがでかいのかもしれない)
民法の内容としては、債権者はどんな権利があり、債務者にはどんな義務があるのかを考えるもので、基礎的なことを学びます。
ほとんどシラバス通りです。
解析力学基礎(88点)
この授業の前半は「ラグランジュの運動方程式」を使って運動方程式を立てるというものでした。
様々な運動系の運動方程式が立てられるようになり、機械力学でも役に立ちます。
残り半分は、ラグランジュ関数の不定性、変分、ハミルトンの原理、一般化運動量など解析力学の入口について学びます。(あまり理解はできませんでした)
解析力学は楽単でしたし、役に立つので取るのがおすすめです。
PHYSIS Entertainment ピュシス・エンターテイメントというYoutubeチャンネルで解析力学を深堀りしているので、ちゃんと学びたい人はおすすめします。
実在流体力学(86点)
境界層の単元がかなり難しかったです。
ナビエストークス方程式を学び、これぞ流体力学って感じでした。
実在流体というのは、完全流体とは違い、粘性や圧縮性のある流体のことです。
最後のマッハを超える流体の挙動がかなり興味深かったので楽しみにしていてください。
試験は内容に比べて優しめです。
僕は、提出物を1つ1週間遅れで出しましたが、あまり響いてなくて良かったです。
提出物は期限が過ぎていてもとりあえず出そう。(受け取ってくれない場合も多い)
機械系基礎実験(98点)
4クウォーターが忙しくなった根源です。
1単位のはずなのに、2週間に一回「実験レポート&演習」を提出しなくてはならず、レポートの期限も実験をやってから一週間であるため、土日が冗談抜きで潰れます。(平日に頑張れば、潰れずにすむかも)
内容自体は全体的にそんなに難しくはないですが、機械力学は大変でした(演習も実験も)
大変さ的には 機械力学 > 材料力学 > 熱力学 > 流体力学 です。
レポートに慣れていないので時間がかかりますし、研究者(教員)からしたらかなりのゴミレポだったとは思いますが、最初ということもあったので、皆かなり点数はいいです。
四大力学を実際の現象にどう活かすのかを学べ、実験器具の使い方やレポートの書き方なども学べるため、かなりの収穫がありました。
でも最後に言っておきたいです。
「これで一単位はさすがに、鬼すぎんか!???」
学修アンケートでしっかりそのような内容を書いておきました笑(後輩のために(自分の憂さ晴らし))
来年から必修になるらしいです。
機械システム学(88点)
これを落単すると留年が即決まります。
エンジンの分解・組立(協力:YAMAHA発動機)、油圧ポンプの分解・組立(協力:コマツ)、電気回路・ライントレーサ作成の3つをやります。
前者2つは1流企業の協力のもとで、班で協力していくので、かなり楽しかったです。(なんでそんな構造をしているのかなども合わせて学びます)
後者は、個人作業で、ライントレーサがオーバルのコースを回ることが単位取得の条件です。
はんだ付けや電気回路、プログラミングにおいて、大きな失敗があると、かなり大変になります。
ライントレーサ作成は3回授業があり、コースを回ることができれば終了です。
3回の授業の中でコースを回れなかったら、補講行きです。
補講でもだめだったら、留年です。
はんだ付けでしくじると、結構辛いよ。
どこが通電していないのかを部品ごとにチェックしないといけないから結構だるい。
僕ははんだ付けミスで3時間弱、通電チェックをしてたよ(泣)
今年度は3回目の終わりに2時間延長してくれたらしいよ笑
寛大な先生で良かったねぇ~。
3~4クウォーター
宇宙工学基礎(76点)
この授業を結構楽しみにしている学生は多いのではないでしょうか。
内容は前の記事を見てほしいですが、とりあえず宇宙工学は機械工学の中で最高レベルに難しい学問であることがわかりました。
先生が計4人で、様々な経歴の人がおり、元三菱重工の先生や、MITで研究をしていた先生などがいて就職の話や留学の話などかなり面白かったです。
テストはかなり難しい上に、時間もなく、序盤でつまづいたため、かなり悪い点数を予想していましたが、課題の配分が大きかったようです。
テストは持ち込み可で、タブレットやパソコンも可(オフライン状態必須)でした。
まとめ
後期はかなり点数が悪かったですが、落単や留年を回避することができてホッとしています。
留年したら親に合わせる顔がないので、これからも勉強はしっかりしていきたいと思います。(自分の夢のためにも)
プライベートなこととしては、YouTubeやポッドキャストを始めたり、新しい事業(近々発表)も始めたりと今期も新しいことに挑戦できていて良い感じです。
今年も役に立つ情報をたくさん発信していくので、よろしくお願いします。
今日も最高の1日にしよう!!
See you soon!!
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