東工大って名前からして古そうな設備を使ってそうだけど、大学の学習環境はどうなの??
おいおい!
東工大にもきれいな建物はいっぱいあるぞ!
それに、東工大って言ったら最新技術じゃないのぉ!
東工大に入学すると、素晴らしい環境が待ち受けているよ!!
こんにちは、Yum@です。
僕は現在東京工業大学(東京科学大学)工学院機械系の大学2年生です。
「成長したいなら環境にこだわれ」
この言葉は僕の憧れている人の一人である本田圭佑さんが、よく言うセリフです。
毎日何を見るか、誰と会うか、自分の五感から感じるものが自分の習慣をつくる。
何をやるかも大切ですが、どんな環境に自分を置くかも同等に大切です。
せっかく一回だけの人生を歩むなら、自分の成長を一番加速させる最高の環境を選びましょう!!
この記事を読めば、僕が1年半東工大に通って感じた東工大の設備や学習環境の実態が分かります!!
勉強環境・設備
まずは、受験生が一番気になるであろう勉強環境やそれに関する設備を紹介していきます。
図書館
図書館の概要
まずは図書館です。
東工大は大岡山キャンパスとすずかけ台キャンパスに図書館があります。
蔵書数は約75万冊であり、東京工業大学(東京科学大学)の研究を支える理工系の本を中心に様々な本があります。
実際に行って感じたのは、学問的な本がほとんどであり、小説などは全然ないということです。
教授の書いた本や文系教養でおすすめの本(小説を含む)はありますが、大学の図書館は勉強するのに最適になるように作られているんだなと思いました。
正直総合大学や有名な私立大学に比べれば、規模は劣るかもしれません。
しかし、全国の国立大学に蔵書してある本なら取り寄せることもできるのです。
これは国立大学の強みですね。
また紙の本だけでなく電子ジャーナルやデータベースも豊富あり、学内関係者なら最新の研究を誰でも調べることができます。
自身の調査や研究のためなら学外の方でも利用できるので、研究しているものなどがあったら足を運んでみるのもいいでしょう
詳しくは東京工業大学附属図書館利用案内(学外の方)まで
更に、入学希望者などに図書館見学もやっているみたいなので、見学してみたい方は「大岡山図書館・すずかけ台図書館の施設見学について」をご覧ください
図書館の内観
まずは大岡山の付属図書館についてです。
外観はチーズケーキのような形をしているので、通称「チズケ」と呼ばれていますが、実はあの部分は図書館に付属している学内関係者専用の自習室となっています。
図書館への入口はというと、地上ではなくて地下一階にあるのです。
チーズケーキに吸い込まれるようにして、入り口の階段を降りることで図書館に入ることができます。
大岡山キャンパスの付属図書館自体は地下1階、地下2階に広がっていて、実は地上の大通りの地下が図書館となっています。
また、地下で向かい側のTakiPlazaいう建物とつながっています。
この地下で世界が広がっている感じが、大学初期のころは大興奮でした笑。
図書館の内観は自分で足を運んで確かめてほしいのですが、下の写真のようにとても広い閲覧スペースがあります。
この図書館の座席数は全部で何と754席もあるそうです。
試験前は混みますが、混むと言っても席が埋まるなんてことはありません。
本はほとんどが専門書であり、まさに「知の部屋」といった感じです。
電子集密書架という電気で動く、ハイテクな本棚もあるので必見です!!
とりあえず学習するうえで大岡山キャンパスの図書館は「神」です。
Wifi環境完備、Macのデスクトップ、ミーティングルーム、ソファーなど他にも様々な素晴らしい環境があります。
実は地下でTakiPlazaとつながっているよ。
地下通路は心が躍るよね笑笑
実は、すずかけ台キャンパスにも図書館があります。
外観は上のような普通の建物であるのですが、内観はとてもきれいです。
1階から3階まであり、大岡山の図書館よりは小さいですが、勉強やミーティングをすることにかなり特化した印象です。
すずかけ台キャンパスは田舎にあり、一部の研究室の拠点となるキャンパスであるため結構な穴場です。
学士のテスト期間中もガラガラなことが多いです。
二階から上はきれいなカーペットがひいてあり、土足で入っていいのか困惑しました笑笑。
勉強や作業をするなら、すずかけ台の図書館のほうがいいね笑(至高の選択)
TakiPlaza
「東工大に行ったら、まずはTakiPlazaに行こう」というくらいおすすめな施設がTakiPlazaです。
TakiPlazaは東工大の卒業生でもあるぐるなびの滝会長の寄付により建てられたもので、設計にはあの隈研吾さんが関わっています。
2020年11月に完成したので、まだまだ新しい施設です。
TakiPlazaは東工大の最大の交流スペースとなっています。
国際交流、料理教室、ライブ、講演会など様々なイベントが催されています。
地下2階から地上2階まであり、建物の半分以上が地下に埋まっています。
外観も内観もウッディであり、緑もあるため精神的に癒されます。
きれいで空調も完璧なので、私立大学と疑ってしまうほどです。
トイレがすごくきれいなので、それもかなりおすすめポイントの一つです笑。
だいたいは学生が休憩や仕事や課題に使っているイメージですね。
昼休みは常に混んでいるイメージがあります。
大学の事務の役割もあり、大学の手続き系(授業の履修関係など)はここでできます。
数学相談室や物理相談室などの「○○相談室」という学修支援を毎週やっていたり、留学サポートなどもやっているので学習環境としては心強いです。
2階にはソファーや畳、ミーティングルームまであり、我が家みたいにリラックスして交流ができます。
一階にはカフェがあるので、そこで息抜きもできるのです!!
外見がかなりアーティスティックであり、入り口が各階に設けられています。
つまり、外から入るときにどの階にでも直接行くことができます。
各教室
大学なので教室はたくさんあるのですが、僕が実際に行って感じたのは、シアタールームがいくつかあるということです。
70周年記念講堂は1000人入るくらいの大きさのホールで登録有形文化財となっています。
他に登録有形文化財であるのは、東工大の大学の写真でよく出てくる本館と西1号館です。
本館はかなり広い上に迷路のようになっていて、大学二年になって始めて知るような部屋も全然あります。
本館の奥を行くと、ハリーポッターみたいな階段(大げさかも)があってそこを抜けると教室が広がっているということがあったので、興奮しました。(このとき大学二年)
もちろん、理系の大学なのでコンピュータールームは結構あります。
実験室や研究室もありますが、当たり前だと思うので省略します。
その他の東工大の設備や見所を知りたい人は東工大ホームページ「キャンパス見どころ紹介」をご覧ください。
教育費用が半端ないって
僕が入学して、初めの東工大のガイダンスを受けたときに教育費用についての話に非常にびっくりしました。
東工大の学生には一人当たり年間で720万円程度のお金を投資しているというのです。
これは流石に研究費用も合わせてだとは思いますが、学費が60万円くらいのことを考えると660万円分ほどを投資してもらっていることとなります。
学生によって恩恵の差があると思いますが、バイトをして小銭を集めている僕みたいな大学生にとってはすごく大きなことです。
この事実を知っちゃうと、もうちゃらんぽらんに過ごせないよね笑
その他の環境
Wifi
学校Wifiは学校関係者なら使用することができます。
Wifiのスムーズさもいいです。
しかし、セキュリティが厳しくWifi使用するその都度、自分の学籍番号とパスワードを入力しないといけないので、正直少し嫌われています。
一回つなげるとその日のうちはずっと使えます。
スーパーコンピューター「TSUBAME」
東工大はスーパーコンピューター「TSUBAME」を持っています。
東京工業大学学術国際情報センターによると、ある分野では世界スパコンランキング2位「富岳」に次ぐらしいです。
TSUBAME4.0の理論演算性能は科学技術計算で利用される64bitの倍精度で66.8ペタフロップス、人工知能(AI)などで利用される16bitの半精度では952ペタフロップスの性能を達成する予定です。これは、それぞれの演算精度において現存する国内のスパコンの中ではスーパーコンピュータ「富岳」に次ぐ2位相当となります
東京工業大学学術国際情報センターより
このTSUBAMEの大規模計算能力は学部生にも開放しています。
ちなみに僕も使ったことがあるほど、かなり簡単に使えるようになっています。
特典
東工大生であるとたくさんの無料特典がもらえる可能性があります。
これは本人が必要であったときに享受するものです。
・スタディサプリイングリッシュの4か月無料
・ネイティブキャンプの英会話
・TOEICなどの資格試験
・Office365(Word,Powerpoint,Excelなど)
・Autodesk Inventer (CAD) (工学院だけかも??)
・Adobe製品(大学の共有パソコンのみ利用可能)
・留学機会、国際交流機会(お金は奨学金として少し出る場合はありますが、ほとんど自費)
まだまだたくさんあるとは思いますが、大学に入るだけでかなりの有益なものが、行動次第で無料で受けることができます。
「行動次第で」というのは、自分から探しに行ったり、大学からくるメールを見たりしないと情報すら回ってこないことがあるということです。
また、このような特典は成績次第で利用者が選抜されることもしばしばなので、成績もある程度はとる必要があります。
国際交流の機会の面でいうと、選抜者があのMIT(マサチューセッツ工科大学)との交流ができるイベントが毎年開催されるので、成長中毒の人は要チェックです笑
対人環境
何事でも環境を考えるときは、周りの人も重要です。
自分が合う人が、今の自分にいい刺激をもたらしてくれるなら、自分の成長をもっと加速することができます。
ここでは、勉強の観点から東工大に入学するとどんな人と出会えるを紹介します。
学生
まず学生は皆、頭がいいです。
勉強しない奴はいますが、地頭は皆いいなって感じます。
大学入学当初からもう一年で習う数学は全部知っている人がいたり、プログラミングや塾講師で稼ぎ、扶養が外れている人もいます。
中には学生企業をしている人もいたりします。
留学生もかなりいます。(留学生は優秀な人が多い)
こんなすごい人がうじゃうじゃいるので、刺激をもらわざるを得ません笑笑
教員
東工大の教員は皆ガチですごい人たちです。
学生の頭がものすごくいい人たちの上澄みが大学に残ります。
大学教授などは専攻している学問を仕事にするほど、学問が好きなのです。
そんな天才が教えてくれるのが大学です。
また、国公立大学である東工大は学生に対する教員の数が多いです。
東工大は単純計算で学生5人に対して1人の教員がいますが、私立大学では30人に一人の割合になることも普通です。
学生に対する教員の数が多いと、教員と交流できる機会も多くなり、気づきや成長につながります。
また、有名人から話を聞いたり会えたりする可能性があります。
東工大は池上彰さんやパックン、白川博士や大隅博士などが有名です。
迷っているなら
東工大を志望するか迷っているなら、一回来てみてはいかがでしょうか。
図書館も予約すれば見学できますし、外観を見るだけでもかなり刺激があると思います。
学食に行って帰るだけでもいいと思いますよ!!
また、学生に直接話しかければ何か発見があるかもしれません!!
考えるな、行動しろ
トップガン/マーヴェリックより
今日も最高の一日にしていこう!!
See you soon!!
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